デルタウイング・レーシングは、2016年も北米ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WTSC/今季までのUSCC)にデルタウイングDWC13で参戦することを明らかにした。
2012年のル・マン24時間に、ガレージ56枠から参戦したニッサン・デルタウイング。その後ニッサンはデルタウイングのプロジェクトを終了したが、マシンはエランエンジンに換装されドン・パノスの手によって13年のALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)に参戦を開始し、その後クーペバージョンのDWC13が登場。14年〜15年も、USCC(ALMSとグランダムの統合で誕生したシリーズ)の総合優勝を争うPクラスに参戦していた。
ドライバーは、昨年に引き続きキャサリン・レッグがラインアップされたほか、新たに昨年までPCクラスを戦っていたショーン・レイホールを起用。また、13年からデルタウイングプロジェクトに携わっているアンディ・メイリックが、デイトナ24時間などの長時間のレースでサードドライバーとして参戦する。
チームボスのティム・キーンは今シーズンに向けて、次のように意気込みを語った。
「我々は昨シーズン前半に悩まされた問題に取り組んだのち、大きな進歩を遂げた。昨年11月のデイトナでは本当にいいテストを行うことができた。そして、上位に追いつく速さがあると信じている」
なお、今季のデルタウイングは、パノス伝統の“スピリット・オブ・アメリカ”を思わせるカラーリングが施される予定で、現在はマシンのティザー画像が公開されている。