ピレリはF1レースが1回ストップ主流になるのを避けるため、タイヤのバリエーションを増やすことを検討している。

 今年の決勝は本来望まれているような2回から3回ストップのレースにはならず、1回から2回ストップで各車が走り切っており、これはF1にとっていいことではないとチームなどから不満が出ている。

 これを受けてピレリは将来に向けてドライタイヤの種類を増やすことを検討している。ハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフトの4種類から選択するというシステムに変更はないものの、各コンパウンドに約3種類の選択肢を設けるというプランがあるという。それにより、サーキットの特性に合わせてより適切なタイヤ選択が可能になるとピレリは考えている。

「これは対処するのが非常に難しい問題だ。だが2017年にF1に残るのであれば、こういう対策を検討するかもしれない」とピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーが述べた。ピレリの現在のF1契約は2016年末までとなっており、FIAは2017年以降の公式サプライヤーを募集する手続きを進めている。

「より幅広いレンジから選択することができれば、2回から3回ストップのレースにできる確率が高まる。一般の人々に対しては、(今までどおり)『ハードとミディアムの選択』などと説明する。だが実際にはハードに3種類、ミディアムに3種類あって、そこから選べるわけだ。例えば、モナコとカナダのスーパーソフトと、シンガポールのスーパーソフトが全く異なるということになり得る。ただ呼び方は単に『スーパーソフト』となる」
「コンパウンドは4種類もあれば十分だ。ファンを混乱させるようなことをする必要はない」

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