フォードは、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)とグランダム・シリーズが統合して来年からスタートする『ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)』に投入する新エンジンを発表するとともに、市販車のデザインを踏襲した新たなデイトナプロトタイプを公開した。

 発表によると、フォードは市販車の技術をレースに関連させる戦略の一貫として、3.5リッターV6直噴ツインターボエンジン『エコブースト』を来季からのUSCCに投入。また、このエンジンを搭載する新たなデイトナプロトタイプのデザインも、フォードの市販車のデザインを踏襲したものとなる。

 市販車のデザインを取り入れたUSCC用の新たなマシンは、デイトナプロトのシャシーを手がけるライリー・テクノロジーズと共同で製作され、すでにデイトナプロトにコルベットのデザインを取り入れているシボレーに追従した形となった。

 フォードのレーシング・ディレクター、ジェイミー・アリソンは、今回の発表に関して次のように語っている。

「V8を搭載するコンペティティブな参加者たちがいるユナイテッド・スポーツカーに、3.5リッターV6直噴ツインターボの『エコブースト』エンジンを持ち込めることを誇りに思っている。我々は、パフォーマンスと低燃費の両方を備えるエンジンとして、エコブーストの能力をサーキットの中でも外でも示したいと思っているんだ」

 なお10月9日には、2008年からフォードエンジンを使用しているマイケル・シャンク・レーシング(MSR)が、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイでこのマシンのスピードテストを行う予定となっている。
 フォードとMSRはこのテストで、1987年に打ち立てられた210.364mphの最速記録を打ち破ることを目指しているという。

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