11日、ヘレスでのF1合同テストが2日目を迎え、HRT以外の11チーム11人のドライバーが走行を行った。トップタイムをマークしたのはメルセデスGPのミハエル・シューマッハーだった。

 シューマッハーは前日にフェラーリのフェリペ・マッサがマークしたベストタイムより約0.4秒速い1分20秒352のタイムを記録した。このタイムは燃料が極端に少ない時に出したわけではなかったものの、ロングランにおいてはメルセデスはレッドブルと比較すると約1秒遅いペースだった。

 2番手にはマッサが続いた。ベストタイムは午前中にマークしたもので、午後には燃料を多く積んでロングランを行い、1分26秒台から28秒台で走行している。

 マクラーレンの新車MP4-26を初めて試したジェンソン・バトンが3番手。バトンは午前中にはインスタレーションランとシステムチェックを行い、午後にも連続6周を超えるランは行っていない。

 4番手はトロロッソのハイミ・アルグエルスアリ。彼はターン9でスピンオフし、赤旗の原因を作ったが、その後も問題なくテストを続けている。

 レッドブルのマーク・ウエーバーは5番手だった。ウエーバーのベストタイムは目立つタイムではなかったが、ロングランで非常に安定したペースで走り、19周のランで主に1分24秒台で走行している。

 フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが6番手に続いた。スーティルはショートランを中心に行い、1分23秒から24秒台で走行している。

 7番手はザウバーのセルジオ・ペレス。ペレスは5周以内のランを繰り返し、1分22秒から23秒で走行した。彼はターン7と8の間でクラッシュ、C30のフロントを壊し、テストを予定より早く切り上げることになった。

 ヴァージンのティモ・グロックが8番手。グロックは昼ごろにロングランを行い、セッション終了30分前に自己ベストタイムをマークした。

 9番手はロータス・ルノーのビタリー・ペトロフ。ショートランを中心に行ったペトロフは、午前中にターン2でスピンを喫し、赤旗を出している。

 ウイリアムズのパストール・マルドナドが10番手。マルドナドはセッション終了75分前にターン4の出口でコースアウトし、ウォールにクラッシュ、マシンのフロントとリヤにダメージを負った。午前中にKERSからの警告が見られたため、チームはチェックのために走行時間をロス、コースに復帰した2周後にマルドナドがクラッシュした。

 最下位11番手はロータスのヤルノ・トゥルーリ。彼は午前中はロングランを行い、ソフトタイヤで1分23秒から24秒台で安定したタイムをマークした。しかし午後にメカニカルトラブルが発生し、イギリスのファクトリーからスペアパーツを取り寄せなければならなくなった。

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