2012年F1第19戦アメリカGPの公式予選は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが今季6回目のポールポジションを獲得した。ザウバーの小林可夢偉は16番手に終わった。
テキサス州の州都オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ、通称COTAを舞台に開催されているアメリカGP。新コース初のポールシッターを決する公式予選は、現地時間17日12時からドライコンディションのなか行われた。
予選最終セッションのQ3に駒を進めたのは、レッドブル、フェラーリ、ロータスの各2台とマクラーレンのルイス・ハミルトン、メルセデスのミハエル・シューマッハー、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグ、ウイリアムズのパストール・マルドナドという10台。小林可夢偉とセルジオ・ペレスのザウバー勢はQ2で共にノックアウトを喫し、さらにマクラーレンのジェンソン・バトンも同じくQ2でマシントラブルに見舞われ、12番手に終わっている。
そのなか、ポールポジションをかけたQ3バトルはQ1、Q2をトップで通過したベッテルにマクラーレンのハミルトンが挑むかたちとなった。先にトップタイムをマークしたベッテルに対し、最終アタックのハミルトンは途中までベッテルを上回るペースを見せる。しかしハミルトンは、最後のセクター3で遅れを取り、わずかコンマ1秒届かず2番手。1分35秒657をマークしたベッテルが今季6度目、通算36回目となるポールを獲得した。
ベッテルのチームメイト、マーク・ウエーバーが3番手。4番手にはギヤボックス交換による5グリッド降格が決まっているロメイン・グロージャンが飛び込み、5番手にキミ・ライコネン、6番手ミハエル・シューマッハーとなった。
ベッテルとタイトル争いを繰り広げるフェラーリのフェルナンド・アロンソは、チームメイトのフェリペ・マッサとフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグにも遅れ、9番手に終わっている。