今年からWEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦するポルシェは、4日からスイスで開催されているジュネーブモーターショーの中で、参戦車両『919ハイブリッド』のアンベイルを行った。
ル・マン24時間で歴代最多となる16勝を記録し、これまで多くの栄冠を築き上げてきたポルシェ。1998年を最後に最高峰カテゴリーからは撤退していたものの、今年、16年ぶりにル・マンのトップクラスに復帰。919ハイブリッドと名付けられたハイブリッド車両の2台体制で、WECにもフル参戦することを発表していた。
そんなポルシェは、昨年6月にマシンの外観を発表すると、12月には6人のドライバーラインナップとともに919ハイブリッドとの名称も明らかに。ただ、カラーリングに関しては6月以来一貫してカモフラージュが施されていたほか、エンジンも詳細なども公式には一部しか明かされていなかった。
そんな中、ポルシェは現地時間4日8時20分よりジュネーブショーの中で発表会を開催。ベールに覆われた2台のマシンが鎮座するなか、ポルシェAGのマティアス・ミューラー会長が登壇して会の進行を行った。
まずは、ワークスドライバーのヨルグ・ベルグマイスターとパトリック・デンプシーのふたりがWECのLM-GTEプロクラスに投入される今季仕様のポルシェ911 RSRをアンベイル。発表会を前にインターネット上に流出していた919ハイブリッド同様の、ホワイトをベースにグレーのラインが躍るカラーリングが明らかとなった。
その後、今度は919ハイブリッドのドライバーとなるマーク・ウエーバーとティモ・ベルンハルトが登壇し、919ハイブリッドをアンベイルした。お披露目されたマシンは、流出した画像と同じく、ホワイトをベースに、グレーのラインが施されたカラーリングに。また、昨年までF1でレッドブルをドライブしていたウエーバーにとっては、ポルシェのレーシングスーツ姿の初お披露目ともなっている。
ポルシェLMP1プロジェクトの公式サイトでは、発表会の録画映像を視聴することが可能だ。