第60回マカオGPの中で、GT3アジアの一戦として開催されている『シティ・オブ・ドリーム・マカオGTカップ』。この予選2回目が16日に行われ、マーロ・エンゲル(メルセデスベンツSLS AMG GT3)がポールポジションを獲得した。
32台のGT3カー、カップカーが揃うマカオGTカップ。日本からはLKMレーシングから澤圭太(ランボルギーニ・ガイヤルド)、AAIラストラーダから土屋武士(BMW Z4 GT3)、チームR8 LMSウルトラから恩田フランシス英樹(アウディR8 LMSウルトラ)が参加している。
一方で、このマカオにはアジア圏外から多数の強豪が参加。アウディからエドアルド・モルタラ(アウディR8 LMSウルトラ)やヨルグ・ミューラー(BMW Z4 GT3)、ステファン・ミュッケ(アストンマーチン・バンテージGT3)、オーストラリアの強豪エレバスからエンゲル、ランガー・バン・デル・ザンデなどが参戦している。
金曜日の予選1回目では、アウディを駆るモルタラがF3マカオGP連覇の実力を発揮しトップタイムをマーク。エンゲル、バン・デル・ザンデと、エレバスのメルセデスベンツ勢が続いた。4番手にはポルシェ911 GT3Rを駆るアレキサンドレ・インペラトーリがつけた。
しかし、土曜の予選2回目ではエンゲルが2秒近くタイムを縮め、モルタラに対して0.8秒差をつけポールポジションを獲得。3番手にはインペラトーリが、以下バン・デル・ザンデ、ミュッケ、アール・バンバー(ポルシェ911 GT3R)、ミューラーと続いた。
日本勢最上位につけたのは、澤の9番手。土屋は徐々にBMW Z4 GT3の経験を積んでいき10番手から決勝を戦うことに。恩田は26番手からスタートすることになった。