第60回マカオGPのGTアジアの一戦として開催されている『シティ・オブ・ドリーム・マカオGTカップ』。その決勝レースが17日に行われ、エドアルド・モルタラ(アウディR8 LMSウルトラ)が優勝を飾った。
スタートでは、オーストラリアのエレバス・モータースポーツから参戦しているマーロ・エンゲル(メルセデスベンツSLS AMG GT3)がトップを守るも、激しい競り合いが展開されていく中、5番手を争っていたステファン・ミュッケ(アストンマーチン・バンテージGT3)とアール・バンバー(ポルシェ911 GT3R)がクラッシュしてしまう。
バリアから跳ね返ったバンバー車にぶつかる形で、後続のヨルグ・ミューラー(BMW Z4 GT3)やカルロ・バンダム(ランボルギーニ・ガイヤルド)、土屋武士(BMW Z4 GT3)、澤圭太(ランボルギーニ・ガイヤルドらが巻き込まれ、リタイアを喫することに。セーフティカーが導入された。
その後、レースは再開されるが、1コーナーで再びクラッシュが起き再度SCランに。6周目、ようやくレースが再開され、エンゲルを先頭にアレキサンドレ・インペラトーリ(ポルシェ911 GT3R)、ランガー・バン・デル・ザンデ(メルセデスベンツSLS AMG GT3)が続く。
しかし、首位を守っていたエンゲルは、終盤にトラブルが発生しスローダウン。これでインペラトーリが首位に立つが、すぐ背後にバン・デル・ザンデ、モルタラ、ダニー・ワッツ(マクラーレンMP4-12C GT3)が迫り、4台によるバトルが展開されていった。
山側でも展開された熾烈なバトルを制しトップに立ち、優勝したのはマカオで素晴らしい成績を誇るモルタラ&アウディ。2位はワッツ、3位はインペラトーリという結果となった。