2010年F1への復帰に向けて準備を進めているフェリペ・マッサは、フェラーリにフェルナンド・アロンソが新加入することで、自分がサポート役に回ることになるのではとの懸念は一切抱いていないと述べた。
通常なら先にチームに在籍していた方のドライバーが優位に立つものだが、マッサは今年のハンガリーでケガを負い、2009年後半戦を欠場しており、さらにアロンソは2度のチャンピオン経験者ということもあり、マッサはサポート役に追い込まれる可能性もあるとの推測がなされている。しかしマッサはこれまでミハエル・シューマッハーやキミ・ライコネンといったチームメイトを迎えても見事な戦いを見せており、彼自身、相手がアロンソでも心配はないと自信を見せている。
「フェラーリに来る人間は誰であろうと、とても強力なドライバーだ。フェラーリは常に最高のドライバーを選ぶからね」とマッサはブラジルのラジオ局ジョーベン・パンFMに対して語り、新チームメイト、アロンソは“素晴らしいドライバーで、F1のベストドライバーのひとり”だと語った。
「僕はこれからも、これまでどおりにやっていく。つまり優勝を狙っていく。チーム内の作業は常に共同作業だ。シューマッハーはここに来て、競争力あるチームを作り上げた。そうすることによって彼はフェラーリに大きな影響を及ぼし、自分のポジションを確立した。そういうポジションに立つには、懸命に働き、結果を出さなければならない」