FIA GT1世界選手権/GT3で活躍するフォードGTを手がけたマテック・コンペティションで、開発を指揮したマーティン・バーテックが先週44歳の若さで亡くなった。
バーテックはマテック・コンペティションで、FIA GT3用にフォードGTのレースバージョンを開発。2008年には初勝利を収め、マテックはその後世界選手権にステップアップするFIA GT1のためにフォードGTのGT1バージョンを制作した。
今季、マテック・コンペティションとしてはFIA GT1への参戦を行っていないが、バーテックが手がけたフォードGT1はマルクVDS、ベルジャン・レーシングから参戦している。
「マーティン(バーテック)はFIA GT3、FIA GT1で主役を務めたひとりだ。我々は友人をひとり失った」とFIA GT1を運営するSROのステファン・ラテルは弔意を示している。
10日に決勝レースが行われたFIA GT1ゾルダーでは、バーテックへの弔意を4台のフォードGT全車がマシンに記し、黙祷を行った。