6月30日の午前、フランスのポールリカールで開催された、ランボルギーニのワンメイクレース、『スーパートロフェオ』の第1レースにおいて、スタート直後に5台が絡む大クラッシュが発生。イタリア人ドライバーのアンドレア・マメがサーキット内のメディカルセンターで息を引き取った。

 ブランパン耐久シリーズ第3戦ポールリカールのサポートレースとして開催された今回のランボルギーニ・スーパートロフェオだったが、スタート直後に大きな事故が発生。直後、すぐにメディカルカーとドクターが駆けつけ、11号車をドライブしていたマメの救命を試みたが、マメは帰らぬ人となってしまった。

 同時にクラッシュに巻き込まれた4人のドライバーのうち、77号車のバクラブ・ペッチ、88号車のトーマス・クライ、33号車のダリオ・セラーチ、10号車のアンドレア・ソリメもメディカルセンターに運び込まれた。ソリメはドクターヘリで近郊の病院に運ばれ、医師による観察を受けている。他の3名のドライバーは、メディカルセンターを後にした。

 この事故にともない、ランボルギーニはこの週末のすべてのスーパートロフェオのレース/イベントを急遽中止。その後に予定されていたブランパン耐久シリーズの予選も、警察による現場検証などで大幅に遅れた。

 また、ブランパン耐久シリーズにライター・エンジニアリングからエントリーしている24号車と125号車の2台のランボルギーニLP600 FL2は、追悼の意を込めてブランパン耐久シリーズ第3戦から撤退。ライター・エンジニアリングはスーパートロフェオのサプライヤーであり、ライター・エンジニアリングのドライバーであるマーク・A・ハイエックは、ブランパン社を含むスウォッチグループの代表で、スーパートロフェオとブランパン耐久シリーズのオフィシャルスポンサーを務めている。

 事故で亡くなったマメは1972年生まれで、イタリアでマメ・グループという企業のCEOを務めていたジェントルマンドライバー。ブランパン耐久レースのスタート前に、グリッドで先日ル・マン24時間レースで発生した事故で亡くなったアラン・シモンセンと、アンドレア・マメの追悼セレモニーが行われ、全関係者による黙祷が捧げられた。ヨーロッパのモータースポーツ界では、この8日間でル・マン、ニュルブルクリンク、そして今週のポールリカールと、3件の死亡事故が続いたことに大きなショックを受け、関係者一同が悲しみに心を痛めている。

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