パフォーマンス向上を実現できずにいるルノーが、次戦ドイツGPで後方排気システムをテストすることを明らかにした。

 今季ラジカルな前方エキゾーストを導入したルノーだが、思ったようなパフォーマンスが見られないためこのコンセプトを断念することを検討していた。
 チームプリンシパルのエリック・ブーリエは、イギリスGPではブロウンディフューザー規則変更の影響を受けたのは確かだが、それだけが低迷の原因ではないと考え、新たなコンセプトをドイツGPで試すことを明らかにした。

「金曜プラクティスで試す予定だ」とブーリエ。
「結果が出ないため、我々は少し戦略を変えなければならないと思う。そこにはエキゾースト形状の変更も含まれる。それはドイツで試すつもりだ」
「(オフスロットル時のブロウンディフューザー使用の規制が)影響したのは事実だが、それが(低迷の)原因ではない。ひとつのファクターではあるが」

 低迷の原因のひとつには、チームが風洞のアップデートを行うために5月に12日間作業ができなかったこともあるということだ。しかしすでに風洞の準備は整い、期待どおりの進歩が見られるため、ドイツGPではパフォーマンスの向上が期待できるという。
 チーム関係者によると、ルノーはドイツで約0.3秒ペースを向上させられると考えているということだ。

「我々には“普通の”エキゾーストシステムでいくという選択肢もあり、その開発には少し時間がかかる。次のレースで大きな進歩があるはずだが、今年、そして来年を通して進歩が見られるだろう」とブーリエは語っている。

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