2012年にWEC世界耐久選手権でプライベータートロフィーのタイトルを獲得したレベリオン・レーシングが2013年の活動計画を発表し、元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドが、再びチームに加入することになった。
スイスに本拠を置くレベリオン・レーシングは、2012年は3台所有するローラB12/60にトヨタRV8K-LMエンジンを組み合わせ、WECとル・マン24時間に2台体制で参戦、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)最終戦プチ・ル・マンにも参戦し、WECのプライベータートロフィーを獲得したほか、ル・マンでは4位入賞、プチ・ル・マンでは優勝を飾った。
2013年に向けレベリオン・レーシングでは、WECとALMSに参戦することを明らかにし、WECでは開幕3戦(シルバーストン、スパ、ル・マン)は2台体制で参戦、残りのレースは1台で参戦する。また、ALMSでは開幕戦セブリング12時間のみ2台体制で、残りのレースは1台で参戦するという。
いずれのレースでも昨年同様ローラB12/60・トヨタを使用するが、これらのレースに向け、レベリオンでは6名のドライバーと契約。昨年ル・マンで4位に入賞した12号車に乗り込んだ、元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドを改めて迎えることとなった。
また、昨年もチームの中心として活躍したニコラス・プロスト、ニール・ジャニ、アンドレア・ベリッチと再契約。また、若手スイス人ドライバーのマティアス・ベッシェ、中国人ドライバーで、昨年のWEC上海でレベリオンをドライブしたクン・フー・チャンと契約を結んだ。
「我々は2013年シーズンを楽しみにしている。ALMSでは、昨年より多くのオーバーオールウィンを積み重ねたいと思っている。WECではベストなプライベーターに与えられるエンデュランス・トロフィーを今年も獲得することが目標だ。そして、ル・マンでは今年も力強いレースをみせたい」とチームマネージャーのバート・ヘイデンは語る。
「今年も才能と経験をもったドライバーと契約できて喜んでいる。また、チームを去るハロルド・プリマ、ジェローム・ブリークモレンに感謝を伝えたい」