レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WECニュース

投稿日: 2013.10.15 00:00
更新日: 2018.02.16 19:23

ロッテラー「WEC富士がとても待ち遠しかった」


Audi、FIA世界耐久選手権 (WEC)日本大会で世界チャンピオン確定を狙う

●マニュファクチャラーズ タイトルで、アウディは69ポイントのアドバンテージを保持
●熱狂的なファンが待つ日本は、アウディが成長を続けているマーケット
●Dr. ウォルフガング ウルリッヒ「タイトル争いは、いよいよ佳境に入った」

 現在アウディは2013年スポーツカーレースでの無敗記録を更新中です。アウディスポーツ チームヨーストのAudi R18 e-tron quattroは、これまで行われたFIA世界耐久選手権(WEC)の5大会すべてと、セブリング12時間レースで優勝しています。さらに前回のWECオースティン大会では、LMPマシンによる通算100勝目を挙げました。そして今、さらなる偉業達成が目前に迫っています。アウディは、10月20日に日本の富士スピードウェイで開催されるWEC第6戦で、今年のマニュファクチャラーズ タイトル確定を目指します。

 アウディスポーツは昨年WEC富士大会出場のため、初めて本国ドイツから9,000km離れた日本を訪れましたが、その際に熱狂的な歓迎をうけ日本をとても身近に感じました。総勢5万人の観客で溢れたサーキットに詰めかけた数多くのアウディファンが、アウディドライバーとアウディスポーツ チームヨーストを、まるで地元チームが凱旋したかのように温かく迎え、レースウイークの間はずっと途切れなくサインをもとめ応援を繰り広げてくれました。

 日本でアウディの人気が高い理由は、アウディのファクトリードライバーの多くが日本でのレース経験を持ち、一部のドライバーは日本に在住しているからです。トム クリステンセン (デンマーク) は過去に4年間、日本でレース活動をしていましたし、チームメイトのロイック デュバル (フランス) は2006年以来、東京を拠点にしています。そして、これまで何度もテストドライバーとして日本を訪れているアラン マクニッシュ (イギリス) を加えた3人は、前回のオースティン大会で今シーズン3回目の優勝を果たし、2番手に33ポイントのアドバンテージを持つ、ドライバーズタイトルのポイントリーダーです。

 ドライバーズタイトルの2番手もアウディファクトリードライバーです。アンドレ ロッテラー (ドイツ) は2003年から日本でレース活動をしており、彼もまた東京に在住しています。彼のパートナー、ブノワ トレルイエ (フランス) は過去12年間、日本でレース活動をしていました。マルセル ファスラー (スイス) だけは、これまで日本のレースシーンとは縁がなく、昨年のWEC富士大会が初来日でしたが、日本のレースファンはバナーに彼の名前も書き入れ、他のドライバーと同様温かく歓迎してくれました。