19日、フランスのサルト・サーキットを舞台に開幕した第81回ル・マン24時間耐久レースだが、LMP2クラスにエントリーしているロータスT128 LMP2の2台が出走していない。部品の不払いにより、マシンの主要構成部品が差し押さえられているためだ。
今回のル・マン24時間に31号車、32号車という2台のロータスT128をエントリーさせているロータス・プラガチームだが、複数の相手から不払いによる訴訟を起こされ、裁判所の命令によりサスペンション、ギヤボックス、ステアリングホイールを差し押さえられているという。
チームでは、差し押さえの解除を求めル・マン市内の裁判所で現地時間の午後3時から、審理に臨んでいるが、午後4時からスタートしたフリー走行には間に合わず。他の全車がコースインする中で、マシンの上には盆栽が置かれ、ピットクルーも作業をできないままとなっている。
この後、チームからは審理の結果によるリリースが出される予定だ。