第81回ル・マン24時間耐久レースで、4位に入った7号車トヨタTS030ハイブリッドをドライブした中嶋一貴が、2回目のル・マンを終えた感想を語っている。

 一貴は昨年、トヨタTS030ハイブリッドとともにル・マンにデビュー。2012年はニッサン-デルタウイングと接触したり、マシントラブルに見舞われたりと苦い1年目となった。しかし、その後のシーズンではWEC世界耐久選手権富士で優勝を飾るなど、自信を深め2年目のル・マンに臨んだ。

 予選では、「満足のいくものでなかった」とストレスが溜まるセッションとなったが、迎えた決勝では、7号車は序盤から上位を争い、終盤まで3位を争うことに。残り1時間20分を切った段階で降り出した強い雨によりニコラス・ラピエールがドライブしていた7号車はクラッシュを喫したが、それでもラピエールはマシンをピットまで戻し、チームは懸命の作業で7号車を復旧。4位でチェッカーを受けた。

 一貴はレース後、2回目のル・マンを振り返り、「アウディの3号車とあれほどエキサイティングな3位争いができるとは、予選の段階では予想もできませんでした。今の段階から、来年再びここへ戻って来て、優勝を目指して戦うのが待ちきれません」と語った。

「チーム全員の素晴らしい仕事に感謝したいと思います。チームメイトが表彰台を獲得できたのも良かったですね。もう一段上に立てなかったのは残念でしたが。我々のTS030ハイブリッドにとって、結果は理想的なものではなかったものの、完走を果たせたのは良かったです」

「我々はチームとして懸命に働いた。レース終盤のアクシデントでの対応は誇りに思います。チェッカーフラッグを受けるのを見るのは嬉しいが、昨日の悲しいニュースもあり、複雑な気分でした」

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