WEC世界耐久選手権は5日、エンデュランス・コミッションで決議された内容として、LMP1クラスの車両に燃料消費をコントロールするシステムを実装すると明らかにした。
このエンデュランス・コミッションは9月27日に行われたもので、その内容はすでにFIAワールド・モータースポーツ・カウンシルの内容として一部が明らかにされていた。LMP1クラスについては来季変更される技術規則に応じて、ワークス/プライベーター向けのハイブリッド車によるLMP1-H、プライベーターのみがエントリーできる非ハイブリッドのLMP-Lの2クラスが設定される。また、マニュファクチャラーポイントの計算方法も変更された。
また、2014年に向けて、LMP1クラスの車両には燃料消費をコントロールするシステムが実装されることになった。これはル・マン24時間が開催されるサルト・サーキットをベースとしてすべてのラップで燃料消費量が計測され、3周平均で計算。割り当て量を超えた場合、ペナルティが課されるという。ただ、このペナルティの内容については現在検討中だ。
なお、LMP2クラスについては、ル・マン24時間を運営するACOフランス西部自動車クラブと、ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)を運営するIMSAとすでに合意しているように、2016年まで不変のカテゴリーとして開催される。