2013年11月16日
YOKOHAMA Tire Macau Grand Prix 2013 Race Report Vol.3
いよいよあと2日となった第60回マカオ・グランプリ。この日は前日同様に朝から晴天が広がる中、午前9時50分から「Suncity Group Macau Road Sport Challenge」の決勝レースが行われ、「City of Dreams Macau GT Cup」は午後零時50分から予選2回目が行われた。
■Suncity Group Macau Road Sport Challenge
午前9時50分にフォーメイションラップがスタートした「Suncity Group Macau Road Sport Challenge」。ヨコハマタイヤを履くマツダRX-8の谷川達也選手( TatsuyaTANIGAWA)が、フロントロウから挑む10周での決勝レースは、午前9時55分にスタートとなった。
スタート直後、4駆の加速力を活かしたライバルマシンに先行を許した谷川選手は、オープニングラップを3番手で終えると、海側の高速コーナーでのスピードを活かして、ストレートエンドのリスボアコーナーで2番手のポジションを狙うものの、オーバーテイクはならず。そのまま山側へと向かう。
こうした展開が数周続くものの、ポジション変動のないまま3番手でレースを続けた谷川選手だったが、トップグループが6周目に入ったところで、後続のマシンがフィッシャーマンズベンドでクラッシュ。
このためセーフティーカーがコースに入ったが、セーフティーカー先導のまま9周目を迎えたところでレースは赤旗終了に。結局谷川選手は3位表彰台を獲得することとなった。
■City of Dreams Macau GT Cup
昨日の予選1回目に続き、明日の決勝グリッドを決めるため、この日予選2回目を迎えた「City of Dreams Macau GTCup」。この日は午後零時50分から、いよいよ20分間の予選2回目が行われた。
前日の予選1回目で2番手につけたヨコハマタイヤユーザーの、メルセデスSLS AMG GT3を駆るマロ・エンゲル選手(Maro ENGEL)は、計測1周目から精力的にアタック。いきなり2分20秒367と、早くも予選1回目の自己ベストタイムを更新すると、翌周には2分19秒659をマークしてトップに躍り出る。
この直後、山側でコース上にストップした車両があり、セッションは赤旗中断となった。残り9分36秒での再開後、エンゲル選手はさらに2分18秒651にまでタイムアップ。そのまま逆転をゆるさず、見事明日の決勝レースのポールポジションを獲得することとなった。
また、ポルシェ911 GT3R 4.0を駆るアレキサンドレ・インペラトーリ選手(Alexandre IMPERATORI)が2分19秒523で3番手につけた他、メルセデスSLS AMG GT3をドライブするレンガー・ヴァン・ダ・ザンデ選手(Renger VANDER ZANDE)が2分19秒896で4番手、アストンマーチン・バンテージGT3 のステファン・ミュッケ選手(StefanMUCKE)も2分20秒119で5番手に入るなど、明日の決勝レースではヨコハマタイヤユーザーが上位グリッドに並び、好レースへの期待が高まる結果となった。
なお、ヨコハマがコントロールタイヤを供給しているGT ASIAエントリーでは、マクラーレンMP4-12Cをドライブするモク・ウェン・サン選手(MOK Weng Sun)が14番手で予選トップとなり、これにポルシェ911 GT3R 4.0のリ・ジ・コン選手(LI Zhi Cong)が続いている。
マカオグランプリの解説、レース情報などは、特設サイトにて随時掲載中
http://www.advan.com/japanese/event/macaugp
