いよいよ来週末に迫ったル・マン24時間耐久レース。日本メーカーのワークス参戦は今年はないが、日本メーカーのヨーロッパ側からのアプローチが今年は勢いを増している。そんな中、欧州日産はホームページでル・マン参戦を大きく告知。ファンにアピールしている。
今年のル・マン24時間はLMP1にTMGがエンジンを供給するレベリオン・レーシング、さらに昨年もクラス優勝を果たしたホンダ・パフォーマンス・デベロップメント製ARX-01dがLMP2に複数台参戦する。また、スーパーGTで使用されていたニッサンVK45DEエンジンをシグナテック・ニッサン、グリーブス・モータースポーツ、チーム・オレカ・マットムートが使用。特に欧州日産が支援するシグナテック・ニッサンはマシンに大きく『NISSAN』の文字が躍っている。
そんなシグナテック・ニッサンには、ニッサンとレーシングゲームのグランツーリスモが“バーチャルからリアルへ”と題し進めてきたドライバーアカデミーの一員であるルーカス・オルドネスが乗り込む。オルドネスはこれまでGT4カテゴリーでニッサン370Zなどをドライブしてきたが、今季はLMP2へのステップを果たした。
「ル・マンは10歳の頃からの僕の夢なんだ」とオルドネス。「僕の父が大好きで、家にはル・マンのすべてのイヤーブックが揃い、僕は子供の頃からそれを読んでいた。今回のレースは僕と家族にとって、すごく大切なレースなんだ」
今回のプログラムを進める欧州日産は、「11年の時を経て、ニッサンがル・マンに帰ってきた!」とプレスリリースでル・マン参戦をアピール。NISSAN LEAF NISMO RCのデモランが決まるなど、欧州日産は今回のル・マン参戦を積極的にプロモーションに繋げたい様子。すでにサルテ・サーキットには、「ニッサン・ジュークがあなたのル・マン訪問を歓迎します」と記されたゲートが用意されている。
