イギリスのレーシングカーコンストラクターであるピルビームは、2014年に向けてLMP2カーの開発を行っていると発表した。

 ピルビームは、ロータスやBRMなどのF1チームでデザイナーを務めた経験を持つマイク・ピルビームによって設立されたレーシングカーコンストラクターで、これまでに5度のル・マン24時間への参戦経験がある。

 ピルビームが新たに開発しているのは、『MP100』と命名されたLMP2カー。このマシンは、2005~07年にレースをしていた『MP93』の特徴を受け継いだ一方、空力パッケージが一新。イギリスのマウンチューン・レーシングの開発した2リッター直4ターボエンジンを搭載し、南アフリカのズー・レーシングチームに供給される見込みとなっている。

「我々はMP93の後、常にLMP2に復帰したいと思っていたんだ。ただ、時間のかかる他のプロジェクトに関わっていた」とピルビーム。
「このマシンはしばらく間準備中だったんだ。エンジンの選択とエアロダイナミクスに時間を費やしたことを含め、いくつかの出来事によって遅れが生じてしまった」

 MP100のデザインと開発においては、モータースポーツなど多数の著作をもつグレッグ・ミルズ博士が最初のシャシー開発の資金を一部提供しているという。そのシャシーは南アフリカへ送られており、車体が完了した後の年明け早々にはテストが開始される予定となっている。

 レースへのプログラムはまだ固まっていないが、2年以内にル・マン24時間に参戦するプランだという。

「目標はル・マンだ」とピルビーム。
「元のプランは来年向けのものだった。ただ結局は、ずれることになるかもしれない」

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