WEC世界耐久選手権やFIA-GTシリーズに参戦しているイタリアのAFコルセが、8月4日に開幕戦が行われるアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)のGTCクラスにフル参戦することになった。
アマト・フェラーリ率いるAFコルセは、WECやFIA-GT、ブランパン耐久シリーズなどさまざまなシリーズでフェラーリを走らせるセミワークス的チームで、WECでは小林可夢偉も所属している。そんなAFコルセは新たに、2013年からスタートするAsLMSに参戦することになった。
AFコルセがエントリーするのは、AsLMSのGTCクラスで、マシンはフェラーリ458 GT3を使用。ドライバーにはフェラーリファクトリードライバーのひとりであるアンドレア・ベルトリーニと、過去にクローン・レーシングからWECに参戦していたミケーレ・ルゴロ、オーストラリア人で、フェラーリチャレンジに参加していたスティーブ・ワイアットを起用する。
「新しいアジアン・ル・マンに参戦することができて喜ばしく思う。今回のAFコルセの参戦は、純粋にカスタマーサービスとしての参戦だ」と語るのは、チーム代表のアマト・フェラーリ。
8月に韓国のインジェ・オートピアで開幕戦が行われるAsLMSは、第2戦を富士スピードウェイで、第3戦を中国のズーハイ、第3戦をインドネシアのセントゥールで開催する。クラスはLMP2を頂点にGTC、GTCアマクラスで争われる。
今回AFコルセが参入することになったGTCクラスは、FIA-GT3車両に加えスーパーGT300クラスに参戦する車両も参加可能となっており、AsLMS参戦を検討している日本のチームにとって、AFコルセは強力なライバルとなりそうだ。