アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)第9戦は5日、バージニア・インターナショナル・レースウェイで2時間45分の決勝レースが行われ、マッスルミルク・ピケット・レーシングのクラウス・グラフ/ルーカス・ルーア組6号車HPD ARX-03c・ホンダが8連勝を飾った。

 4日に行われた予選では、ダイソン・レーシングの16号車ローラB12/60・マツダが今季初のポールポジションを獲得。6号車HPD ARX-03cはコンマ2秒ほど及ばず2番グリッドとなった。

 迎えた決勝レースでは、序盤から16号車ローラB12/60と6号車HPD ARX-03cによる激しい首位争いが展開。一時はトップに経った6号車だが、GTCクラスのマシンを追い抜く際にスピン。16号車が再び首位に立ち、順調にリードを広げていった。

 そんな中、レース開始から2時間が経過しようかというタイミングで、GTクラスの48号車ポルシェ911 GT3 RSRとGTCクラスの31号車ポルシェ911 GT3がもつれるような形で高速のままタイヤバリアにクラッシュ。31号車ポルシェが宙に舞う形となり、タイヤバリアの上に着地するという大きな事故が発生する。幸い、各ドライバーやマーシャル、テレビクルーらに大きな怪我はなかったものの、これによりコースにはイエローコーションが出されることとなった。

 このコーションにより、首位の16号車ローラB12/60のリードは帳消しとなり、この間のピットストップで6号車HPD ARX-03cが首位を奪還。残り39分で迎えたリスタートからは6号車が終始リードを保ち、最終的には16号車に20秒以上の差をつけて第2戦から続く8連勝目を挙げた。

 LMP2クラスは、レベル5モータースポーツのスコット・タッカー/ライアン・ブリスコ組551号車HPD ARX-03b・ホンダが接戦を逃げ切って優勝。GTクラスでは、クラス2番手からスタートしたリシ・コンペティツォーネの62号車フェラーリ458 GTEが今季初勝利を挙げている。

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