ALMSアメリカン・ル・マン・シリーズに参戦するダイソン・レーシングは、これまでチームのローラB12/60・マツダをドライブしてきたクリス・ダイソンとガイ・スミスに代え、2014年に向けてドライバーラインナップを変更すると発表した。
SCCA、IMSA、WSC、そしてALMSと、長年アメリカのスポーツカーレースで活躍してきたダイソン・レーシング。ここ数年はローラ・マツダとチームオーナーロブ・ダイソンの息子クリスと、スミスというコンビで参戦し、2011年にはALMSのLMP1クラスでチャンピオンを獲得していた。
しかし、チームは2014年にスタートするユナイテッド・スポーツカーシリーズを見据え、ペイドライバーのトニー・バージェスとクリス・マクマレイ、ジョニー・モウレムを起用。モスポート、ロードアメリカ、オースティンはバージェスとマクマレイ、最終戦プチ・ル・マンにはふたりとクリス・ダイソンが参加するという。また、バージニアではスミスとモウレムが組む。
今季のALMSでは、ライバルでHPD ARX-03c・ホンダを走らせるマッスルミルク・ピケット・レーシングが連勝を飾っており、またローラ・トヨタを走らせるレベリオン・レーシングの参戦により、ダイソン・レーシングは苦戦を強いられている。
「僕たちのチームはもう今年はチャンピオンシップを追わないんだ。たぶん来季はLMP2を走らせると思うからね。遅かれ早かれ、プログラムを始めなければならないんだ」とクリス・ダイソン。
ダイソンはLMP2車両のHPD ARX-03c・ホンダを購入するのではないか? という質問に対し、「不確定なことには答えられない」と回答している。