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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2011.04.18 00:00
更新日: 2018.02.16 01:56

ALMS:ポルシェドライバー、わずかに表彰台に届かず


プレスインフォメーション\t2011年4月18日
アメリカン・ル・マン・シリーズ第2戦、ロングビーチ

ALMS:ポルシェのワークスドライバー、わずかに表彰台に届かず

 ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)のワークスドライバー、ウォルフ・ヘンツラー(ドイツ)が、カリフォルニア州ロングビーチで開催されたアメリカン・ル・マン・シリーズ第2戦において、わずかな差で今シーズン初となる表彰台を逃しました。ヘンツラーは、アメリカ人のチームメートであるブライアン・セラーズとともにポルシェ911 GT3 RSRを操り、GTクラス4位に入りました。「レース運びは順調でしたチームも含めよい方向に向かっています」とヘンツラーはフィニッシュ後に話しています。

 フライングリザードモータースポーツの911 GT3 RSRをドライブするワークスドライバーのパトリック・ロング(米国)もトップを走るBMWをオーバーテークし強さを見せ付けましたが、チェッカーフラッグを受けることはできませんでした。昨年の同レースの勝者であり、ALMS GTクラスチャンピオンのロングはその1周後にウォールに激突してフロントサスペンションを破損し、リタイアを余儀なくされたのです。

 同じくワークスドライバーであるチームメートのイェルク・ベルクマイスター(ドイツ)とともにタイトル防衛を目指すパトリック・ロングは「今回も非常に厳しい市街地レースとなりました。ポディウムにあがったBMWとコルベットとは互角の戦いでしたが、ピットから出てきたフェラーリが暖まっていないタイヤで自分の前に出てきました。別クラスなので、彼は私とBMWのジョーイ・ハンドを先行させてくれると思いました。ところが、彼は私達をブロックしました。彼をオーバーテークしようとしたとき、レコードラインを外れてタイヤがダートに落ちてグリップを失い、クラッシュしてしまいました」と語っています。

 また、元ポルシェのワークスドライバーであるサシャ・マーセンも一時レースをリードしました。マーセンは、レースの最初のコーションフェーズですばやく給油を行い、48周目で他のほとんどのライバル達がピットに入っている隙に彼はトップの座を奪いました。その5周後、マーセンはポールミラーレーシング911 GT3 RSRをチームメートのブライス・ミラーに渡し、12位でフィニッシュラインを通過しました。

 ポルシェ スーパーカップ2冠のエロエン・ブリークモラン(オランダ)は、レース前半終了直後にGTCクラスのトップに躍り出し、ティム・パパス率いるブラックスワンレーシングをシーズン2勝目へと導きました。

 アメリカン・ル・マン・シリーズの第3戦は、7月9日にコネチカット州ライムロックで開催されます。

アメリカン・ル・マン・シリーズ第2戦、カリフォルニア州ロングビーチレース結果
GTクラス
1. ミュラー/ハンド(ドイツ/米国)、BMW M3 GT、81周
2. ギャビン/マグナッセン(イギリス/デンマーク)、シボレーコルベット、81周
3. メロ/ビランダー(ブラジル/フィンランド)、フェラーリF458、81周
4. ヘンツラー/セラーズ(ドイツ/米国)、ポルシェ911 GT3 RSR、80周
5. ベレッタ/ミルナー(モナコ/米国)、シボレーコルベット、80周
6.ダ・マッタ/ジュンケイラ(ブラジル/ブラジル)、ジャガーXKR、79周
8. ロウ/ニーマン(米国/米国)、ポルシェ911 GT3 RSR、78周

GTCクラス
1. パパス/ブリークモラン(米国/オランダ)、ポルシェ911 GT3カップ、77周
2. スイードラー/キーン(米国/米国)、ポルシェ911 GT3カップ、77周
3. ポッター/スタントン(米国/米国)、ポルシェ911 GT3カップ、76周

GTクラスポイントスタンディングス
ドライバー部門
1. ディルク・ミュラー、ジョーイ・ハンド(BMW)50ポイント
2. オリバー・ギャビン、ジャン・マグナッセン(シボレー)36ポイント
3. オリバー・ベレッタ、トミー・ミルナー(シボレー)31ポイント
4. ディルク・ヴェルナー、ビル・オーバーレン、アンディ・プリオール(BMW)30ポイント
5. アウグスト・ファルファス(BMW)26ポイント
6. ジェイミー・メロ、トニ・ビランダー、25ポイント
9. ダレン・ロー、セズ・ニーマン(ポルシェ)19ポイント

マニュファクチュアラー部門
1. BMW、50ポイント
2. シボレー、39ポイント
3. フェラーリ、26ポイント
4. ポルシェ、21ポイント

チーム部門
1. BMWチームRLL(BMW)50ポイント
2. コルベットレーシング(シボレー)39ポイント
3. リシ・コンペティツィオーネ(フェラーリ)25ポイント
4. フライングリザードモータースポーツ(ポルシェ)21ポイント

GTCクラスポイントスタンディングス
1. ティム・パパス(ポルシェ)50ポイント


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