アストンマーチン・レーシングは29日、今季残りのILMC(インターコンチネンタル・ル・マン・チャレンジ)3戦とALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)ラグナセカ戦に、昨年まで使用していたローラ・アストンマーチンDBR1-2を使って参戦すると明らかにした。

 プロドライブがオペレートするアストンマーチン・レーシングは、今季アウディ、プジョーのディーゼル勢に対抗して新型のオープンプロトタイプカーであるアストンマーチンAMR-Oneを導入。しかしル・マン・シリーズ開幕戦のポール・リカール、さらにル・マン24時間のテストデイでも戦闘力の不足が明らかになり、チームは参戦を断念していた。

 チームでは今後の活動計画として、ILMCの残り3戦(シルバーストン/プチ・ル・マン/ズーハイ)に、昨年まで使っていたV12エンジンのローラ・アストンマーチンをガルフカラーで投入。また、ALMSラグナセカにも同様にローラ・アストンマーチンで参戦するという。1台体制の予定で、エイドリアン・フェルナンデスとハロルド・プリマがステアリングを握る。

 アストンマーチン・レーシングでは、新型AMR-Oneについて問題点を追求しており、現在エンジン周辺に問題を特定しているという。

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