第81回ル・マン24時間耐久レースのスタート直後、3周目に発生した95号車アストンマーチン・バンテージGTEの事故でドライバーのアラン・シモンセンが亡くなった件に関し、アストンマーチン・レーシングは公式声明を出した。
この事故は、ル・マン24時間のスタート直後の3周目、95号車アストンマーチンがテルトルルージュの進入で、アウト側の縁石に乗り突如姿勢を乱し、テルトルルージュのガードレールにクラッシュしたもの。
シモンセンが乗っていたバンテージGTEは、コクピット部にダメージがおよび、シモンセンは駆けつけたレスキューにより懸命な救命処置が施されたものの、息を引き取った。
この事故を受け、シモンセンが所属していたアストンマーチン・レーシングは、声明を発表。シモンセンの家族の意志により、残る4台のバンテージのレースを継続するとした。声明は以下のとおりだ。
「アストンマーチン・レーシングにとって、今季のル・マン24時間のスタート直後にテルトルルージュで発生したアラン・シモンセンによる95号車バンテージGTEのクラッシュを確認するのは、大いなるショックと悲しみを伴うものだった。悲劇的にも、救急隊による最善の処置にも関わらずアランの怪我は致命傷となってしまった」
「アストンマーチン・レーシングのマネージングディレクターを務めるジョン・ガウは『アストンマーチン・レーシングの全員に代わり、個人的にも深い同情と哀悼の意を表したい。彼の家族と、彼を愛した友人たちにとって、今日起きた事故は恐ろしい悲劇となってしまった』と述べた」
「事故の正確な状況が明らかにされるまで、アストンマーチン・レーシングはいかなるコメントも発表しない。アランの親族に報された後、発表される」
「ACOフランス西部自動車クラブによる公式声明を受け、アラン・シモンセンの家族の要請によりアストンマーチン・レーシングはアランに捧げるために、今回のル・マン24時間レースに参加を続ける」