今季からスタートしているアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)の第3戦は12日、中国のズーハイで予選が行われ、ホー-ピン・タンがアタックしたOAKレーシングの24号車モーガン・ジャッドがポールポジションを獲得した。
9月22日に決勝レースが行われた第2戦富士では、スーパーGT300クラスに参戦している車両が加わり20台が参加していたアジアン・ル・マン・シリーズ。しかし今回の第3戦では、エントリーは8台となった。
11日にフリープラクティスが行われ、迎えた12日の予選日だが、10月17日から富士スピードウェイで開催されるWEC世界耐久選手権第6戦にエントリーしているKCMGは、ここまでの2戦を自チームのモーガン・ニッサンで戦っていたが、今季ヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦しているマーフィー・プロトタイプのオレカ・ニッサンをこのズーハイに持ち込んだ。
しかし、パーツが間に合わず予選に参加することはできず。ただKCMGでは明日の決勝に向けて準備を整えており、最終的にはLMP2は2台がレースに参加する予定。P2での唯一の予選出走となったホー-ピン・タン/デイビッド・チャン/ショーン・トン組24号車は、2番手以下に4秒近い差をつけポールを得た。
2番手には、GTCクラスのトップとなったAFコルセのスティーブ・ワイアット/ミケーレ・ルゴロ/アンドレア・ベルトリーニ組77号車フェラーリ458 GT3がつけた。3番手にはBBTのランボルギーニ・ガイヤルドGT3が続いた。
第1戦は自チームのアストンマーチン、第2戦はアルナージュのアストンを使用したクラフトレーシングは、このズーハイにはフォードGT GT3を持ち込み、フランク・ユウ/ダリル・オーヤン/澤圭太というトリオで4番手。土屋武士/ユン-サン・チェン/谷川達也組AAIのマクラーレンが5番手、モーリス・チェン/マルコ・シェフリード/菊地靖組マクラーレンが6番手だった。唯一のGTE車両、チーム・タイサン・剣・エンドレスの飯田章/横溝直輝/密山祥吾組フェラーリ458 GTEは7番手から明日のレースを戦うことになった。