BMWモータースポーツは1日、2012年のモータースポーツ活動を締めくくる『モータースポーツシーズンレビュー』を開催し、同時に2013年のBMWモータースポーツの活動について発表した。今季レイホール・レターマン・ラニガンが走らせたアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)での活動も継続するが、ニューマシンとしてBMW Z4のGTEバージョンを製作すると明らかにしている。
BMWはこの席上、2013年の活動について、今季初参戦ながらブルーノ・シュペングラーがチャンピオンを獲得したDTMドイツツーリングカー選手権での参戦台数を8台に増やすことを明らかにしたほか、ワークスとしてレイホール・レターマン・ラニガンとともに参戦していたALMSでも活動を継続、今季と同じヨルグ・ミューラー/ビル・オーバーレン/ディルク・ミューラー/ウベ・アルツェンというドライバーラインナップで挑むことを明らかにした。
しかし、マシンについてはこれまで使用してきたBMW M3 GTではなく、新たにGT3バージョンをベースとしたBMW Z4 GTEを製作し、マシンをスイッチすることを明らかにした。
「このモデル変更は、BMW Z4がGTカーとしての素質を秘めていることを証明するものだ」とBMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカルトは語る。
「BMW Z4 GT3は、近年GT3レース界で非常に成功を収めたマシンであり、レースに勝つ能力を証明してきた。私はこのZ4がALMSのGTEバージョンとしても主役を演じることができると確信している」
BMWチームRLLは2010年、2011年とALMSのタイトルを獲得している。