ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)は19日、シルバーストン・サーキットで開幕戦の決勝レースが行われ、ティリエ・バイ・TDSレーシングのピエール・ティリエ/ルドビク・バデイ/トリスタン・ゴメンディ組46号車モーガン・ニッサンが優勝した。

 WEC世界耐久選手権の開幕戦と併催の形で行われたELMS開幕戦シルバーストン。今季のELMSは42台が年間エントリーしているが、今回の開幕戦には38台が参戦し、WECの予選日と同じ19日に4時間の決勝レースが行われた。

 現地時間14時30分から始まったレースでは、ポールポジションからスタートしたJOTAレーシングの38号車ザイテックZ11SN・ニッサンが首位を維持。その後もレースの大半を38号車ザイテックZ11SN・ニッサンがリードし、レースパフォーマンスの34号車オレカ03・ジャッドと、TDSの46号車が首位を追うような展開となる。

 そんな中、レースも残り1時間を切ったところで、首位を走っていたJOTAの48号車が、LM-GTEクラスのマシンをオーバーテイクする際にグリーンに押し出される形でコースオフ。これにより体制を崩したか、他者に接触しながらコースを横切り、ウォールにクラッシュしてしまう。ドライビングを担当していたサイモン・ドーランは、マシンから救出され意識もあったものの、その後メディカルセンターでチェックを受けている。

 これによりセーフティカーが導入され、レースは残り20分でリスタート。レースパフォーマンスの34号車を先頭に、TDSの46号車が攻め立てていく。46号車は、残り4周というところで、トラフィックも味方につけながら首位を奪取。そのままポジションを守りきり、トップでチェッカーを受けた。

 2位には終盤でオーバーテイクを許したレースパフォーマンスの34号車、3位にはニューブラッド・バイ・モランドレーシング43号車モーガン・ジャッドが入った。
 井原慶子/グスタボ・ヤカマン組がドライブしたラルブル・コンペティションの50号車モーガン・ジャッドは、レース終盤のヤカマンのドライブ中に48号車のクラッシュに巻き込まれる形でマシンにダメージを負ったものの、12位で完走を果たしている。また、セバスチャン・ローブ・レーシングの24号車オレカ03・ニッサンは7位でレースを終えている。

 LM-GTEクラスでは、AFコルセのダンカン・キャメロン/マット・グリフィン/ミケーレ・ルゴロ組55号車フェラーリ458イタリアが優勝。55号車フェラーリはレース終盤、SMPレーシングの72号車フェラーリ458イタリアを追う展開となるが、72号車のスピンにより首位に。そのままトップでチェッカーを受けた。2位にSMPレーシングの72号車フェラーリ、3位にはIMSAパフォーマンス・マットムートの76号車ポルシェ911 GT3 RSRが入っている。

 GTCクラスでは、チーム・ウクライナの96号車フェラーリ458イタリア GT3が終盤に追い上げを見せて優勝。2位にSMPレーシングの73号車フェラーリ458イタリア GT3、3位がフォーミュラ・レーシングの60号車フェラーリ458イタリア GT3と、表彰台をフェラーリ勢が独占する形となった。

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