FIA GT1開幕戦予選で大クラッシュしたフォードGT 6号車のナターシャ・ガシュナンは、その後、順調に回復をしているという。ヤス・マリーナのターン8でエスケープゾーンをほぼ減速できないまま直進、バリアに激しく激突、右足の二重複合骨折を負ったガシュナン。トロロッソのドライバー、セバスチャン・ブエミのいとこである彼女はアブダビの病院にて手術を無事に終え、現在は「安定し、回復をしている」と報告された。

 アクシデントはサーキットで一番の高速区間で発生、ここは260km/hでアプローチをする。ガシュナンも通常通り、ブレーキングを開始したが、リヤブレーキの配管に液漏れが発生。ガシュナンはさらに強くブレーキを踏みつけたが、このとき、アクセルペダルにも足がかかってしまっていたために、正常だったフロントブレーキだけではスピードを殺しきれずにバリアにヒットしたのではないかと見られている。

 彼女が所属するマテック・チームは、治療にあたった病院、ヤス・マリーナのメディカルセンター、その他の救出に携わった機関に対して、手術が成功し、順調に回復をしていることに感謝の意を表している。

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