FIA GT1世界選手権第5戦シルバーストンは6日、決勝レースが行われ、予選レースで2番手だったJRMレーシングの23号車ニッサンGT-R(ミハエル・クルム/ルーカス・ルーア組)が今季2勝目を飾った。2位にはトーマス・エンゲ/アレックス・ミューラー組7号車アストンマーチンDB9が入った。

 予選レースではエンゲ組7号車アストンマーチンが優勝、JRMの23号車GT-Rは2位に入り、決勝レースでもこの2台がレースを牽引することに。7号車のスタートを務めたエンゲはレースを順調にリードするが、ピットストップ直後に22号車GT-Rをドライブするリチャード・ウェストブロックと8号車アストンマーチンを駆るステファン・ミュッケがクラッシュ。セーフティカーが導入することに。

 この間にクルムから交代したルーアは、7号車からリードを奪う事に成功する。しかし、23号車GT-Rと7号車アストン、さらに3番手に続いていたチーム・チャイナの11号車コルベットがピタリと続き、レースは終盤に向けて激しい接近戦が展開されていった。

 しかし、ルーアはエンゲから交代したミューラーの攻略を防ぎきり、第3戦アルガルベに続いて今季2勝目をマーク。このレースに懸けられた伝統の『RACツーリスト・トロフィー』を会場に訪れていたニスモの宮谷正一社長にプレゼントした。このRACツーリスト・トロフィーは、1905年から続くイギリスの国際レースに懸けられる賞で、過去にはタツィオ・ヌボラーリやスターリング・モス、グラハム・ヒルなども手にしたことがある。

「これは僕のキャリアの中でも最も重要な勝利のひとつだ」と優勝を飾ったクルム。「偉大なドライバーたちのウイナーリストに僕が加わることになると思うだけで興奮するね。ルーアと僕がこのリストに加わることを誇りに思わなければいけない」

 3位には予選レースで3番手につけていた11号車コルベットに。4位は3号車アストンマーチン、5位は38号車ランボルギーニ・ムルシェラゴとなった。

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