5月3日に予選が行われ開幕したWEC世界耐久選手権第2戦スパのサーキットからさまざまなトピックスをお届け。第一弾は、日本育ちのアウディドライバーのヘルメットのお話しから。
■ヘルメットに『希望』を
日本のスーパーGT、フォーミュラ・ニッポンでキャリアを積み、アウディワークス入りを果たしたブノワ・トレルイエとアンドレ・ロッテラーのふたり。東日本大震災直後の2011年には、日本への感謝と支援の気持ちを込めてJAFを通じてエントリー。日の丸を背負って戦い、ル・マン24時間で優勝を飾った。
迎えた今季の開幕戦、シルバーストンからヘルメットを新調したアンドレ&ブノワ。今回ふたりが、そのヘルメットの撮影に協力してくれた。トレルイエのものは、今まで見慣れた額の部分の“V”字模様の部分がモディファイされ、後頭部の黄色の部分が拡大。黒い部分には、ロッテラーがこれまでも描いてきた『希望』という漢字がマットブラックでデザインされている。
ロッテラーのものは、基本的に昨年のデザインを踏襲。ただ、頭頂部の『希望』という文字のまわりは、よりアーティスティックなデザインに。遠くから見ると、不死鳥か焔か……という感じに見える。
■鯉のぼりと一緒にニッコリ
さて、そんなアウディドライバーのうち、同じく日本育ちのロイック・デュバルも含めて、今回のレースに向けてやる気満々。もちろん「日本のファンの皆さんの応援にも期待している」とのこと。というワケで、この時期にふさわしく鯉のぼりを持ってニッコリ。ぜひテレビ中継でも、“和製ガイジンドライバー”に声援を送って欲しい。