WEC世界耐久選手権第6戦は28日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで公式予選が行われ、トム・クリステンセン/アラン・マクニッシュ組2号車アウディR18 e-トロン・クワトロがポールポジションを獲得した。

 木曜日の走行、そして金曜日10時50分からのフリープラクティス3を経て開催された公式予選。今季のこれまでの流れ同様、ポールポジションは3台のワークスLMP1カーによって争われることになった。今回、これまでのR18ウルトラから1号車と同じR18 e-トロン・クワトロにスイッチしてきた2号車は、マクニッシュがステアリングを握りアタックを担当した。

 一方、ランキングをリードする1号車アウディはマルセル・ファスラーがアタックを担当。対する7号車トヨタTS030ハイブリッドはニコラス・ラピエールがアタックを実施したが、マクニッシュは0.07秒の僅差でファスラーを上回り、2号車にポールポジションをもたらした。

 2番手にはファスラーの1号車アウディとなり、前戦ブラジルで初優勝を遂げた7号車トヨタはアウディ勢にコンマ4秒差をつけられ、3番手からスタートすることに。4番手にはプライベーターLMP1勢最上位となるレベリオン・レーシングの12号車ローラNB12/60トヨタがつけた。

 LMP2クラスは、ステファン・サラザンがアタックしたスターワークスのHPD ARX-03bが、ニッサンエンジン搭載勢を抑えポールポジションを獲得。2番手には、次戦富士で中野信治が乗り込むADRデルタのオレカ・ニッサンがつけた。井原慶子が乗り込むガルフレーシング・ミドルイーストのローラB12/80ニッサンはクラス10番手となっている。

 LM-GTEプロクラスは、マルク・リエブ/リチャード・リエツ組ポルシェ997 GT3 RSRが、フェラーリ勢を抑えクラスポールポジションを獲得している。

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