WEC世界耐久選手権の第7戦上海は8日、現地時間12時よりフリープラクティス2が行われ、8号車トヨタTS030がトップタイムをマークした。8号車トヨタを上回るタイムを記録していた1号車アウディR18 e-トロン・クワトロは、スチュワードの判断によりベストタイムが取り消され3番手となった。
プラクティス2は、午前に引き続き終始ドライコンディションで推移。セッションでは2度の赤旗が提示されたが、コース上に落ちかけていた広告バナーの修復のため1度目の提示が30分近い中断となったため、終了時刻が20分間延長されることとなった。また、デルタADRの25号車オレカ03・ニッサンがコースオフを喫し赤旗となったものの、こちらはすぐにセッション再開となっている。
そんな中、プラクティス2ではトヨタの2台がトップ2を独占。アウディ勢は3・4番手に並ぶ形となった。1号車アウディは、8号車トヨタをコンマ6秒引き離すタイムをマークしていたものの、ピットレーン速度超過とみられる違反によりベストタイムが取り消しに。3番手に後退する形となった。
LMP2クラスでは、OAKレーシングの35号車モーガン・ニッサンがトップタイムをマーク。午前に続きGドライブ・レーシングの26号車オレカ03・ニッサンが2番手につけ、48周を周回した。ビヨン・ビルドハイムの乗る41号車ザイテックZ11SN・ニッサンが4番手、井原慶子のドライブする45号車オレカ03・ニッサンは9番手となっている。
LM-GTEプロクラスでは、AFコルセの51号車フェラーリ458が首位につけ、97号車アストンマーチン・バンテージが2番手に。ブルーノ・セナらが乗り込む99号車アストンマーチンが3番手となった。小林可夢偉のドライブする71号車フェラーリはクラス6番手となった。LM-GTEアマクラスでは、8スター・モータースポーツの81号車フェラーリ458がトップタイムをマークしている。