10月18日〜20日に富士スピードウェイで開催されるWEC世界耐久選手権第6戦。15日は夜から台風による強い風雨に見舞われた富士だが、翌16日は台風一過の晴天にも恵まれ、スタッフにより準備が進められた。
台風接近にともない、15日に作業を終えたWEC参戦チームスタッフはサインガードや給油タワー等、ピット外に出していた設備をいったん撤収。ピット内にしまってサーキットを後にした。16日になり、再びチームは設備を外へ。金曜の走行開始に向けて再度準備を進めている。
一方、富士スピードウェイの東ゲートには、WEC世界耐久選手権のバナーが登場。レースに向け雰囲気が高まる一方で、今回のレースにグリーブス・モータースポーツとコラボし参戦するゲイナー・インターナショナルのピットでは、WEC初参戦となる平中克幸がシート合わせを行った。
最初は発泡で作ろうかという話もあった平中だが、チームが何パターンか持ってきていた詰め物でOKになり、そのままペダル位置を調整。実際に走ってみた後、どこかに違和感があれば金曜に再度修正する可能性もあるとのこと。
また、夕方にはデルタADRのオレカ・ニッサンをドライブする中野信治もサーキット入り。中野はル・マン24時間の時にもこのマシンに乗っているが、ベースとなるシートが変わっており、やはりシート合わせが必要だったとのこと。
すでにドライバーの多くも日本入りしているが、WECの広報によれば多くのドライバーがまだ富士には入らず、東京などで日本観光を楽しんでいるようだ。