WEC世界耐久選手権第6戦富士は強い雨のため2度の赤旗中断となっているが、FIA WECのスチュワードは14時7分に、このレースの取り扱いに関するブルテンを発表した。
FIA WECの6時間耐久レースでは、スポーティングレギュレーションでドライバーのドライブ時間について、LMP2クラスは最低でもレース中に1時間30分以上を、LM-GTEアマクラスは最低でも1時間45分以上をドライブすることが義務づけられているが、レース時間が短縮されるため、このレギュレーションを適用しないと発表した。また、LMP2/LM-GTEアマの全ドライバーは、最低でも2回コントロールラインを通過しなければならないと規定された。
さらに、スチュワードはこの決定の中でいかなる条件の下であろうとも、17時にチェッカーフラッグが振られるとした。現在、15時までレース再開の予定がないため、もし15時に再開された場合でも2時間レースとなる。
一方、スポーティングレギュレーション80.2の項目により、LMP1/LM-GTEプロはひとりのドライバーが最低でも45分間走行しなければならないため、3名乗車のチームはハーフポイントになることが確実となっている。