WEC世界耐久選手権第5戦富士の決勝で、レースを支配する走りを見せて優勝した8号車トヨタTS040ハイブリッド。完勝とも言える勝利を果たし、チームとしてもワン・ツー・フィニッシュを達成することとなったが、これほどの大差は予想していなかったのだという。

 土曜日の予選では、20号車ポルシェとの僅差のタイムアタックを制して逆転ポールポジションを決めた8号車トヨタのアンソニー・デイビッドソンとセバスチャン・ブエミ。レースでは、ほとんど首位を譲ることなくポール・トゥ・ウインを果たした。

「全てが完璧なレースで、トヨタ・レーシングにとって完璧な週末だった」と語ったのはデイビッドソン。戦略やピットストップも「ばっちり決まった」というが、決勝後の会見では「一番大変なところはセバスチャンが頑張ってくれた」と振り返った。

 一方、スタートを担当し、スプリントレースさながらのオープニングラップを首位で終えたブエミは「スタートではタイヤを温めるのが少し難しくて、激しい戦いにさらされたんだ」と振り返る。「その後はレースを制することができたよ」と語ったブエミだが、これほど大きな差での勝利になるとは思っていなかったという。

「これほど1、2位との差が出るとは思わなかった。僕たちは速いと思っていたけど、考えていたよりも大きな形でのワン・ツーになったよ」

 今回の結果により、ドライバーズランキングをリードするデイビッドソンとブエミは、後続との差をさらに広げる形に。またトヨタはマニュファクチャラーズランキングでも、前戦終了後に首位に躍り出たアウディを再逆転し、8ポイント差で首位につけている。

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