WEC世界耐久選手権第1戦は13日、イギリスのシルバーストンで予選が行われ、アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール組7号車トヨタTS030ハイブリッドがポールポジションを獲得。2番手にアンソニー・デイビッドソン/セバスチャン・ブエミ/ステファン・サラザン組8号車トヨタが続き、トヨタ勢が最前列を独占している。

 前日に続き雨がらみとなった予選では、ふたりのドライバーの2周のアタックタイムが平均されポジションが決定することになるが、アウディ勢は1号車R18 e-トロン・クワトロがアンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエというコンビで、2号車がロイック・デュバル/トム・クリステンセンというコンビで予選に臨むことに。一方、トヨタ勢は8号車にデイビッドソンとブエミを据え予選に挑んだ。

 開始時の路面はウエットだったものの、急速に路面が乾き始め、7号車を駆るブルツはスリックを選択。この決断が功を奏し、7号車は平均タイムを大きく引き上げることに成功。インターミディエイトを装着した8号車を下し、開幕ポールを決めることとなった。

 一方、インターミディエイトを選択しスタートしたアウディ勢だったが、2台ともにより深い溝のウエットタイヤにチェンジ。これによりタイムを伸ばすことができず、2号車が3番手、1号車はレベリオン・レーシングの12号車ローラB12/60・トヨタにも先行を許し、5番グリッドからのスタートを強いられることになった。

 今季から採用されたふたりの平均ラップで予選を決めるシステムだが、予選中に計時システムがダウンするトラブルに見舞われ、予選後しばらく正式なリザルトが出ない状況が続いたが、その後正式なリザルトが確定。トヨタ7号車のポールが決まっている。

 LMP2クラスは、アントニオ・ピッツォニア/ジョニー・ウォーカーがアタッカーを務めたデルタADRの25号車オレカ・ニッサンがポールポジションを獲得。2番手にはOAKレーシングの24号車モーガン・ニッサンが、3番手にはG-ドライブ・レーシングの26号車オレカ・ニッサンがつけた。

 LM-GTEプロクラスは、地元イギリスでアストンマーチン・レーシングのバンテージが予選ワン・ツーを達成。ダレン・ターナー/ステファン・ミュッケ/ブルーノ・セナ組97号車がクラス首位、ポール-ダナ・ラナ/フレデリック・マコウィッキ/ペドロ・ラミー組99号車が2番手につけた。

 GTEプロクラスの3番手、4番手にはポルシェAGチーム・マンタイの91号車、92号車が続き、昨年のチャンピオンチームであるAFコルセのフェラーリ458は苦戦。ジャンマリア・ブルーニ/ジャンカルロ・フィジケラ組51号車が5番手、小林可夢偉/トニ・バイランダー組71号車はクラス最後尾という結果になっている。

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