WEC世界耐久選手権は21日、第4戦サンパウロのエントリーを発表した。4クラス合計28台のマシンがエントリーしている。
LMP1クラスは、21日に発表されたとおりトヨタ・レーシングが台数を縮小。8号車トヨタTS030ハイブリッドの1台のみの体制となるほか、レベリオン・レーシングが1台体制に、ストラッカ・レーシングが参戦を休止を発表したため、アウディR18 e-トロン・クワトロが2台、トヨタ1台、レベリオンのローラ・トヨタが1台と、合計4台のやや寂しいエントリーとなっている。
LMP2クラスは9台がエントリー。OAKレーシングが3台体制をキープ、ロータスも2台を持ち込む一方で、井原慶子が所属しているガルフレーシング・ミドルイーストはエントリーされていない。
激戦区のLM-GTEプロクラスは、AFコルセ、アストンマーチン・レーシング、ポルシェAGチーム・マンタイの3チームが、第2戦スパと変わらない台数をエントリーしている。小林可夢偉も71号車にエントリーされているが、中嶋一貴、井原がエントリーしていないこともあり、第4戦サンパウロに参戦する日本人ドライバーは可夢偉のみとなっている。
LM-GTEアマクラスは8台がエントリー。第3戦ル・マン24時間でアラン・シモンセンを事故で亡くしたアストンマーチン・レーシングは、クリストファー・ニギャルド/クリスチャン・ポウルセンという同じデンマーク人ドライバーふたりで第4戦を戦うことになる。