WEC世界耐久選手権第6戦は1日、上海インターナショナル・サーキットでフリー走行3回目(FP3)と公式予選が行われ、ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組の14号車ポルシェ919ハイブリッドが、8号車トヨタTS040ハイブリッドとの“同タイム”の争いを制してポールポジションを獲得した。

 現地時間9時30分より行われたFP3では、20号車ポルシェが1分48秒173のトップタイムをマーク。8号車トヨタ、7号車トヨタの順で続く形となった。続いて現地時間13時20分より始まった予選は、序盤25分で行われたLM-GTEプロ/アマクラスのセッションはドライコンディションでスタート。残り5分というところで雨がぱらつきはじめ、コース上はウエット宣言がなされるも、その後行われたLMP1/2クラスの予選もほぼドライコンディションで展開されることとなった。

 WECの予選は、各マシン2名のドライバーのベスト2ラップ、合計4ラップの平均タイムでグリッドが決まる。LMP1-Hクラスでは序盤からポルシェ勢が速さを見せ、14号車は早々に1分48秒300の平均タイムをマークし首位に。アタックをやめピットレーンにとどまり、暫定2番手には20号車ポルシェが続いた。

 一方、8号車トヨタは最後までアタック。セバスチャン・ブエミが最後にタイムを伸ばして平均タイムを更新するも、なんと14号車ポルシェと同じ1分48秒300に。ただ、平均タイムが同一となった場合は先に記録した方が優先となるため8号車は2番手にとどまり、14号車ポルシェがポールポジションを決めることとなった。3番手に20号車ポルシェ、4番手に7号車トヨタが続き、5〜6番手に1号車、2号車のアウディR18 e-トロン・クワトロ勢が並んでいる。

 ハイブリッド非搭載のLMP1-クラスでは、12号車レベリオンR-One・トヨタがクラスポールを決め、13号車レベリオンが2番手。9号車ロータスCLM P1/01・AERが3番手となっている。

 LMP2クラスでは、今回も初日から速さを見せているG-ドライブ・レーシングの26号車リジェJS P2・ニッサンがクラスポールを獲得。2番手にKCMGの47号車オレカ03R・ニッサンが続き、SMPレーシングの37号車オレカ03R・ニッサン、37号車オレカと続き、5〜6番手にスポット参戦のエクストリームスピード・モータースポーツ(ESM)勢が続いた。

 LM-GTEプロクラスでは、97号車アストンマーチン・バンテージV8が、92号車ポルシェ911 RSRを上回ってクラスポールを獲得。2〜3番手に92号車、91号車のポルシェ勢が続き、フェラーリ勢は4〜5番手となった。また、LM-GTEアマクラスでも98号車アストンマーチンが首位を獲得。アストンマーチン勢がダブルポールを決めている。

 WEC上海は、2日の現地時間11時(日本時間12時)より6時間の決勝レースが行われる。

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