2015年の世界耐久選手権(WEC)第5戦オースティン。土曜日の決勝レースに向けたフリー走行1回目と2回目が行われ、ポルシェ919ハイブリッドがいずれのセッションもトップタイムを記録した。

 今年のWECもヨーロッパを離れ、アメリカ大陸に上陸した。その初日、まず行われたフリー走行1回目は、当初マーク・ウェーバー(17号車ポルシェ919ハイブリッド)が記録した1分47秒425がトップタイムだった。しかし、残り15分というところで、18号車ポルシェ919ハイブリッドのロマン・デュマが1分47秒231を記録してトップタイムを更新。結果的にこれがこのセッションの最速タイムとなった。

 3番手に付けたのは8号車のアウディR18 e-トロン・クアトロ。オリバー・ジャービスが最速タイムを記録したが、ポルシェからは大きく遅れた1分49秒027に終わっている。前回のニュルに続き、ここオースティンでもポルシェの速さが目立った印象だ。

 トヨタTS040ハイブリッドは4番手と5番手に付けたが、8号車アウディから、さらに遅れること2秒以上という位置である。LMP2のトップは47号車KCMG、LM-GTEプロクラスは71号車AFコルセ、LM-GTEアマクラスは77号車デンプシー-プロトン・レーシングがそれぞれトップに立っている。

 なお、LM-GTEプロクラスの2番手につけた51号車AFコルセは、セッション早々に電気系のトラブルでストップしている。彼らは前回のニュルブルクリンクで発生したトラブルを検証するため、前回使用したのと同じECUを使っていたようだ。

 ナイトセッションとして行われたフリー走行2回目では、今度は17号車のポルシェ919ハイブリッドが、セッション終盤にティモ・ベルンハルトが1分47秒442を叩き出してトップ。ただ、2番手の8号車アウディR18 e-トロン・クアトロとの差は僅かであり、金曜日以降の接戦も予想される。18号車ポルシェが3番手。トヨタの2台はトップからやはり3秒弱遅れており、今回も苦戦が強いられそうだ。そのトヨタTS040の2台は、トラックリミットの違反を取られ、罰金が課せられている。

 LMP2のトップタイムは26号車Gドライブ・レーシング。午前中のセッションでトップタイムを記録していたKCMGは2番手に終わっている。LM-GTEプロクラスは、フレデリック・マコウィッキがドライブした92号車ポルシェ911RSRが、71号車AFコルセを0.1秒抑えてトップタイム。LM-GTEアマクラスは、72号車SMPレーシングのフェラーリがトップだった。

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