WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているアウディとポルシェは先週、それぞれ来季に向けてのテストを行い、ともに良好な結果に終わったようだ。

 来季に向けては、アウディがすでに新型車両を公開。R18 e-トロン・クワトロとの名称は引き継がれたものの、1周あたりのエネルギー放出量を6MJへと向上させているほか、エネルギー貯蔵システムもリチウムイオン電池へと変更。外観も、フロントのハイノーズを中心に大胆に変化したマシンが公開されている。一方ポルシェの16年車両は、今季の919ハイブリッドのアップグレード版となると見られ、来年3月のポールリカールテストでお披露目される予定だ。

 今回は、アウディがアメリカのセブリングで、そしてポルシェがスペインのアラゴンでそれぞれテストを実施したことが明らかになった。

 セブリングで行われたアウディ陣営のテストには、レギュラードライバーの6人全員が参加。11月のシェイクダウン以来となる新R18 e-トロン・クワトロテストについて、アウディのLMP1プログラムを率いるクリストファー・レインケは「多くの調査結果を収集することができた」と話す。

「サスペンションやシャシー構造、そして特にパワートレインのコンポーネントに関しては、セブリングで耐久テストを行った。膨大な数の項目をチェックし、現在は次なる目標に取り組んでいるところだよ」

 一方、アラゴンでのポルシェのテストでは、今季の車両に改善されたフロントサスペンションと、2016年仕様のエンジンとハイブリッドシステムを搭載して走行。ポルシェのLMP1テクニカルディレクターを務めるアレックス・ヒッチンガーは「6000kmをこなし、生産的なテストになった」とこのテストを総括している。

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