2024年WRC世界ラリー選手権は、すでに第11戦ラリー・チリ・ビオビオを終え、残るラウンドは次戦セントラル・ヨーロピアン・ラリー(CER)と、最終戦ラリージャパンのみとなった。

 この時点でドライバーズ選手権をリードしているティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)は、2位の僚友オット・タナクと29ポイント差を築いている。次戦の結果によっては最終戦を待たずして王座を手中に収めることもできる状況だ。

 1ラウンドでの最大獲得ポイント数は『30』のため、ヌービルがタナクよりも2ポイントでも多くポイントを獲得すれば、次戦での王座確定の可能性は格段に上がるだろう。他に可能性がある選手は、セバスチャン・オジエとエルフィン・エバンス(ともにトヨタGRヤリス・ラリー1)だが、ふたりはともに40ポイント以上離れているからだ。

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