2024年WRC世界ラリー選手権は、日本を舞台にした最終戦ラリージャパンで劇的な結末を見た。

 選手権上はティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)の初タイトルや、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)の大逆転王座という結果に終わった2024年シーズンは、新たなポイントシステムが導入された年であり、これがラリーの戦い方を大きく変えた。

 具体的には土曜日と日曜日で採点を分け、最大獲得ポイント(30点)の60パーセント(18点)を土曜時点、残りの40パーセント(12点)を日曜日のみの戦いで決するという方式だ。これまでよりも得点配分が日曜日寄りになり、“スーパーサンデー”との呼び名が与えられたラリー最終日の重要性が増すことになった。

 結果として2024年シーズンは、日曜のポイントを狙ってさらにプッシュを続けるのか、それとも土曜日時点での暫定ポイントを守るのか、ラリーらしいジレンマに満ちた緊迫の日曜日が展開され、いくつもの逆転が起きた。そのどんでん返しの数々を順に振り返る。

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