初体験と貴重な蓄積を得た前半戦を終え、ここからのカレンダー後半戦では、アトキンソンとスバル・チームUSAは昨年のノートブックを引き出し、マシンのセットアップやコースの攻略に関してデータを参照することが可能となる。

 ルーキーとしての前半戦とは異なり、後半戦はより勝利の可能性に近づくチャンスが増えるとアトキンソン。

「1戦1戦に集中するのはもちろんだけど、僕らのマシンにもっとも適したトラックはロサンゼルスだろう」と予測する。

今季から日本のSTIも開発に関わり、大きく戦闘力が向上したWRX STI

「コンペティティブでいられるだろうし、素晴らしいハンドリングカーに仕上げる自信がある。もちろん、後半開幕戦のアトランティックシティでも良い時を過ごした。1年を経て物事がどれほど改善したかを知るのは興味深いし、以前に行なったことを参照できるのはメリットだ。どの方向に行けばいいかが分かるわけだからね」

「ラリードライバーでいるためには、新しい物事を素早く学ぶ必要がある。予選ヒートではなるべく早くに2番手、3番手の常連となり、マシンの限界を引き出すために何が欠けているかを、この3戦で学びたい。とくにシアトルとLAには多くのスバルファンがいるし、とてもクールでエキサイティングなイベントになりそうだね」

トンプソン戦では、スティーブ・アルピン、スコット・スピードに続き、初の3位表彰台を獲得

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