世界ラリー選手権(WRC)に参戦するシトロエンは11日、開発を進めているC3 WRCのテストをフィンランドで行ったことを明らかにした。このテストは空力周りに重点を置いたものだったといい、大きなトラブルなく終えたという。
4月、シトロエンのチーム代表であるイブ・マトンは2017年のWRCに投入するC3 WRCの開発スケジュールには余裕が無いと語っており、テストの結果次第では来年1月のラリー・モンテカルロにマシンが間に合わない可能性もあるとしていた。
しかし、フィンランドで行った4日間のテストでは、「マシンは走行直後から正常に動いており、大きな問題は発生しなかった」とマトンは語っている。
「いくつかの小さなパーツを改修する必要があるが、我々のスケジュールが止まってしまうほど深刻な問題ではない」
「この結果には大いに満足しているよ。もし、このテストで問題が出ていたら、スケジュールに遅れが出ていたことは間違いないからね」
「スケジュールはいつもタイトだが、今のところは予定通りに進んでいるよ」