■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)
「ラリー・モンテカルロはシーズン開幕戦であり、僕たちはいきなり真っ暗なナイトステージを走ることになる。とてもタフなイベントだし、タイヤ選択が重要になってくる」
「ライバルと争うという面でも難しいイベントだ。ためらってしまうような場面が多いし、精度の高いペースノートが必要になる。天候を読むウェザークルーから正確な情報を得ることも必要だよ」
「ひとつのステージでも高低差が大きいから、高い集中力を発揮することが鍵になる。コンディションはつねに変化していくし、僕たちにとってはブラックアイスバーンが一番危険だ」
「(フランスの)ギャップを舞台としたステージに関しては、もう何年も戦っているから、どのセクションに1日中、太陽が当たらず、どこが滑りやすい場所なのかは把握しているけれど、モンテカルロではつねに予想外のことが起こるものだよね」
●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)

「新しいシーズンのスタートは、おそらくシーズン中でもっとも厳しいと言えるイベントで迎える。さらに僕たちは、チームもマシンも新しい状態だから、トリッキーなコンディションを切り抜けながら、マシンなどへの理解を深めていくという、より難しい状況にある」
「決して簡単な仕事ではないけれど、はいいスタートを切って、いくらかポイントを獲得することが重要だ。ラリー・モンテカルロは1月下旬に開催されるイベントで、通常であればコンディションが変わりやすく、それも高度によって変わってくる」
「低地ではドライターマックでも、高地へ行くと路面が凍結し始めるんだ。極端なコンディションだから、このラリーでは予測不可能なことが起こるのが当たり前だ」
●セバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)
「ラリー・モンテカルロはどんなことが起きるか予想できない。コンディションはフルドライにもフルウエットにもなり得るし、多くの雪が降ることさえある。このコンディション変化がドライビングにも影響するんだ」
「そして路面コンディションはステージとリエゾンの間でも変化する。だから、タイヤ選択がより一層重要になってくる。大きなリスクを背負わずに速さを出すには、正しいリズムを掴む必要もある」
「このラリーへのアプローチには頭を使わなければいけない。全開で攻め切るのではなく、よく考えることが肝心だ」
「最後にモンテカルロに出場したことが遠い昔のように感じられる。他のドライバーに比べて、より新鮮な状態で挑むことになるだろうね。昨年はラリー・モンテカルロ前に1日しかマシンをドライブできなかった。今はマシンに対する知識も充分にあるから、昨年よりいい結果を出せると期待しているよ」
