また、今回キャンセルされたロシアラウンドでは、2020年から新設される電動ラリークロス『プロジェクトE(Projekt E)』の併催も予定されていたが、こちらもキャンセルが確定。当初予定されていた全5戦から1戦減となり、ベルギー、ノルウェー、ドイツ、ラトビアの全4ラウンドで構成される見通しとなった。

 現時点でロシアラウンドの代替戦が設定される可能性は低いと考えられているが、プロジェクトEについては別のWorldRX戦と併催することで全5戦というカレンダーを維持する可能性も残されている。

 仮に全5戦のカレンダーが維持される場合、フライアウェイ戦となる南アフリカ、アブダビを除いたヨーロッパラウンドでの追加が有力視され、7月4~5日スウェーデンのホルへ・モータースタディオンか、9月5~6日のフランス・ロエアックが有力候補とみられている。

 そのほか2020年のWorldRXについては、8月1~2日に初開催が予定されているドイツ・ニュルブルクリンク戦のトラックレイアウトも公表され、GPレイアウトのセクター2にあたるセクションを中心に、全長1029mのトラックが使用される。

 スタートラインはターン6の“フォード・カーブ”出口に設定され、その直後にあるショートカットを右90度に折れたあとは、ランオフエリアを活用してGPコースを逆走する。各車に1度の通過義務が課される遠回りセクション“ジョーカーラップ”のルートはターン7のヘアピンアウト側のグラベルトラップ部分に設けられた。

 WorldRXプロモーターのIMGでモータースポーツ担当副社長を務めるポール・ベラミーは、レイアウト発表に際し「このトラックは本当に素晴らしく、非常に魅力的なコンペティションが期待出来る。WorldRXはドイツのモータースポーツ・カレンダーの重要な日になると確信している」とコメントした。

「長い歴史を誇り、モータースポーツ界のビッグネームたちが数々の名勝負を演じたこの伝統のトラックに、我々のWorldRXイベントをもたらすことができ心から光栄に思う。この世界最大のモータースポーツ会場のひとつで、非常にソリッドなラリークロス競技と、新世代のEVシリーズを持ち込むことを楽しみにしている」

初開催のドイツ・ニュルブルクリンク戦のレイアウトが発表。スパ同様にGPコースの一部を使用する
ジョーカーラップのルートはターン7のヘアピンアウト側のグラベルトラップ部分に設けられた

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