翌6日(日)の7SSで、勝田は後続との差を見てペースをコントロール。ステージ最速タイムを記録したのはSS13のみだったものの、1度も総合首位を譲らずに、5月の第3戦以来となる今季4勝目。逆転でチャンピオンの座を手にした。
競技終了後、勝田範彦は「今シーズンは前半で3連勝したあと、途中で失速してしまいましたが、盛り返すことができました」とラリーを振り返る。
「クルマも状態が良く、タイヤもマッチしていました。最後まで何が起こるか分かりませんから、完走できた時は本当に嬉しかったです」

総合2位には新井敏弘、総合3位にはJN5クラスの新井大輝が続き、総合4位には同じくJN5のヘイキ・コバライネン/北川紗衣(トヨタ86 R3)がつけた。JN6クラスの3位は徳尾慶太郎/枝光展義(ミツビシ・ランサーエボリューションX)が獲得している。
JN5クラスは総合順位でも3位に入った新井大輝が6日の7SSすべてでクラス最速タイムを記録するなど圧巻の走りで2連勝を飾ったほか、JN4クラスは石川昌平/石川恭啓(トヨタ86)が、JN3クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)が、JN2クラスは小濱勇希/馬場雄一(スバルBRZ)が、JN1クラスは鈴木尚/山岸典将(スズキ・スイフト)が、それぞれクラス優勝している。
