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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.06.26 10:44
更新日: 2021.06.26 11:00

5台脱落、牙を剥いたサファリ・ラリー2日目はヌービル首位。勝田が2番手に/WRCケニア

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ラリー/WRC | 5台脱落、牙を剥いたサファリ・ラリー2日目はヌービル首位。勝田が2番手に/WRCケニア

 ペースを60%以下に抑えたというタナクは、トップから55.8秒遅れの総合3番手で競技2日目を終了。その後方、総合4番手にはセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が続いた。

 オジエはSS3でサスペンションにダメージを受けたものの、このステージとSS4で大幅にペースを落として走行し、サービスにクルマを戻すことで生き残ることに成功した。この結果、一時は総合7番手までポジションを落とし、首位から2分10秒以上の遅れをとったが、午後にはペースを取り戻しその差を縮めている。

 Mスポーツ・フォード勢はガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)が総合5番手、アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)が総合6番手で競技2日目を完走した。陣営最上位につけたグリーンスミスはアンチロールバーを破損させたが、その後の慎重なアプローチが功を奏し生き残りに成功した。

 一方、同陣営からサファリ・ラリーにスポット参戦したプラダの御曹司、ロレンツォ・ベルテッリ(フォード・フィエスタWRC)はラジエーターの破損によってクーラント液が漏れ、エンジンがオーバーヒート状態に。このためデイリタイアを決めている。

 選手権のドライバーランキング2位で今戦を迎えたエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)は、SS3の終盤にコース脇の茂みに隠れていた石にヒット。マシンの右フロントサスペンションを壊し走行不能となったことからデイリタイアとなった。そのSS3ではダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)もサスペンションアームの破損でラリー続行が不可能に。こちらもデイリタイアとなっている。
 
 WRカーでの参戦となったオリバー・ソルベルグ(ヒュンダイi20クーペWRC)もマシンの足回りに損傷を負ったひとりだ。19歳の彼はSS2でダメージを受けた後、修復作業を行いながらSS3とSS4を走りきったものの、シャシーへのダメージが大きく競技続行が不可能であることからリタイアを余儀なくされた。

 サバイバルの様相を呈しているサファリ・ラリー・ケニアの競技3日目、26日(土)のデイ3は、サービスパークの北側にあるエルメンテイタ湖周辺で3つのステージを各2回走行していく。日中のサービスを挟んで行われる6本のSSの合計距離は大会最長の132.08kmとなり、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は387.88kmとなる予定だ。

オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
アンチロールバーを損傷しながら競技2日目を走りきったガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
アンチロールバーを損傷しながら競技2日目を走りきったガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
SS7でスタックしデイリタイアとなったカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
SS7でスタックし、デイリタイアとなったカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第6戦ケニア


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